20代・30代で勃起不全?原因と改善方法

勃起不全(ED)とは、勃起力が弱くなり、性行為に支障が出ている状態のことです。ED患者の割合は40代・50代がメインですが、20代・30代といった若年層でもEDになることがあります。
この記事では20代・30代で起こるEDの原因と改善方法について解説します。
目次
20代・30代で起こるEDの原因は緊張やストレス
20代・30代で起こるEDの原因は、緊張やストレスです。このような精神的な問題で起こるEDは心因性EDと呼ばれます。
仕事のストレスや「失敗したらどうしよう」というプレッシャーなど、精神的な負担が大きいと、充分が勃起ができなくなることがあります。

20代では、うつ病などの精神疾患や、抗うつ薬の副作用でEDが起こることも多いです。
ストレスや緊張が原因で、充分な勃起ができず性行為に失敗することで、ますます精神的負担が大きくなり、症状が悪化します。
心因性EDは、身体の勃起機能そのものには問題がありません。そのため、「自慰は問題なくできる」「朝勃ちは普通に起こる」のに本番では勃起できないという人は、心因性EDの可能性があります。

20代・30代のEDの改善方法
20代・30代に多い心因性ED。一番手っ取り早い改善方法はバイアグラをはじめとしたED治療薬を使うことです。
ED治療薬は、血管を広げる効果をもつ薬。血管が広がることで陰茎に血が流れやすくなり、勃起力が改善されます。

基本的には問診だけで終わります。恥ずかしい思いをすることはないので、EDに悩んでいる人は医療機関を受診しましょう。
ED治療薬の処方にかかる費用は、処方される薬によって異なります。
1錠あたりの値段は、最安で500円、最大で2,000円前後が相場です。また、場合によっては検査料がかかることもあります。

病院を受診する際は、医師と相談し、自分に合った薬を処方してもらいましょう。
20代・30代のEDはパートナーの理解も大切
心因性EDは心の問題が原因で起こります。改善にはパートナーに理解してもらうことも重要です。恥ずかしいからといって事情を説明しないと、2人の関係にヒビが入ることもあります。

「ちゃんと勃たなきゃ」「男として情けない」「嫌われたらどうしよう」と自分を追い込むと余計に勃起できなくなります。無理に本番までいこうとせず、スキンシップやコミュニケーションを楽しみましょう。
緊張がほぐれていけば、勃起できるようになる可能性もあります。

食事や運動にも気を配りEDの対策を
20代・30代のEDの主な原因は精神的な問題で、多くの場合、勃起機能そのものに問題はありません。
しかし、年を重ねるにつれて、身体的な問題でEDが起こる可能性もあるので注意しましょう。

勃起は、陰茎の中に血液が溜まることで起こします。しかし、血管が狭いと、陰茎内の血液の流れが悪くなり、勃起機能に支障がでてしまうのです。
このような身体的な問題によって起こるEDは器質性EDと呼ばれます。
40代・50代の男性は加齢で血管が収縮したり、糖尿病や高血圧による動脈硬化で血流が悪くなったりしていることが多いです。そのため、器質性EDが起こりやすいとされています。

また、喫煙も動脈硬化、ひいてはEDの原因になります。EDを予防するには、禁煙するか、喫煙量を減らすのが望ましいです。
20代・30代から始めるED対策①食事に気をつける
EDを予防するために、食事の内容に気を配るようにしましょう。

1日の食事で摂る栄養素のバランスは、糖質5、タンパク質3、脂質2が理想です。
外食が多い人は、糖質と脂質ばかりを摂取していて、タンパク質が不足しがちです。

20代・30代から始めるED対策②適度な運動を心がける
ED対策として、習慣的に運動するのも大切です。
適度な運動で肥満を防ぐことで、EDの原因となる生活習慣病を予防できます。また、男性ホルモンのテストステロンの分泌を促進し、性機能を向上させるとされています。

